ロングテールSEO戦略で記事を書く際の注意点を本記事で伝える。
ただなんとなく記事を書くだけでは、集客/販売はできない。正しい考え方とテクニックが必要なのだ。
本記事で記載していることは、SEO対策するだけではなくウェブマーケティングの本質的な部分でもあるのでぜひ最後までみてほしい。
目次
顧客は何を知っていて、何を知らないか?を明確にしておく
ターゲットによって知識差というものは存在する。
弊社はマーケティング支援が中心事業なので、マーケティングの話やインターネット広告についてはかなり詳しい。しかし他の業種や業界のことはよくわからない。
この記事を見ている方も、他業種の方と話した時に「そんな専門用語は知らないなぁ」と思ったことはあるはず。
これはウェブ記事でもまったく同じなのだ。
ターゲットにしているユーザーは何を知っていて、何を知らないのか?をちゃんと初期設定しておかないと記事がぶれぶれになってしまう。
専門性を高めすぎた結果として初心者を置いてけぼりにしてしまったり、逆に初心者のための語句を解説した記事は専門家には当たり前すぎてウケない。
例えば、”グローバルナビ”や”ライフタイムバリュー”はマーケティング業界では当たり前の用語となっているが、全く初心者の方は知らないだろう。
もし初心者の方をターゲットにするのであれば、専門用語を使ったらすぐに注釈で解説しなければ、読者はすぐにページから離脱してしまう。
自分のビジネスは上の画像で言うならば、どの領域の人たちなのか?をハッキリさせておこう。
「3、悩みは深く、長期間悩み続けている」ゾーンの人たちなのか?それとも「2、悩みは浅く、時間も経過していない」ゾーンの人たちなのか?
異なるゾーンにいる人たちの知識差はかなりある。
このような考え方は、ウェブ集客だけでは無く、リアルでの対面営業でも全く同じくらい重要なのだ。
- ユーザーに自社のウェブ記事を見てもらい、感想をもらう
- 対面営業の場数を重ねる。営業同行する
- 問い合わせの内容を全て見る
- カスタマーサポートとユーザーのやり取りを全て見る
- ユーザーとの交流会を主宰する
- 飲みにいく
- ヤフー知恵袋でユーザーがどのような質問をしているのか?どんな回答をベストアンサーにしているのか?をチェックする
ユーザーへの理解度を是非とも高めていきたい。
画面に向かって書かない。ユーザーに向けて書くべし
携帯やパソコンの画面で書いていると、ついついディスプレイ画面に向かって書いてしまう。
しかし、本当に大切するべきは「画面の向こうにいるユーザーのために書く」ことである。
まるで友人との話言葉を文章化するだけで良い記事は書けるようになるのだ。
ついつい人を操ってしまおう、ゴリゴリ売ってやろう!と考えてしまうと急に文章が嘘くさくなってしまうので注意が必要だ。
ポイントは、友人に話しているような言葉で文章を書くこと。
記事は長すぎず、短すぎない
例えば、狙うキーワードが「ダイエット 食事 朝」だとする。
その時に文字数を稼ぐために、
- ダイエットとは
- 昼と夜の食事
- 適切な運動方法
このようなコンテンツは必要ない。あくまでも、狙ったキーワードに直接関係するコンテンツが必要なのだ。
「ダイエット 食事 朝」と検索エンジンで実際に検索してみて、以下を調査するべき。
- どのようなコンテンツがあるのか?
- 文字数は何文字くらいか?
ライバルチェックをしながら、適切なコンテンツを作っていけば、確実に上位表示されていく。
改行を多用しすぎない
芸能人ブログのように改行ばかりのサイト記事は非常に見にくい。
例えば、清水佐紀氏のこのブログ記事
>>https://ameblo.jp/shimizu–saki/entry-12561379604.html
改行のルールが統一されていないため、少し見にくい。
これくらいならまだ良いかもしれないがたまに非常に改行が多く、スクロールをたくさんしないといけない記事があるので注意したい。
日記系記事は絶対にやめたほうが良い
改行が多い記事や、日記系記事は芸能人に多い。
芸能人は露出度が非常に多く、常に見られることが仕事なので、プライベートを切り売りするだけで一定のアクセスを集客できる。
しかし知名度がない素人が同じようなことをしても絶対に見られることはない。
日記系記事があると、Googleに質が悪いサイトだ!と判断されるため、サイト全体のSEO効果が薄れるので注意したい。
目的をはっきり決める
目的があるから記事を書くわけである。
ではその目的とは一体なんなのか?を明確にしなくてはならない。
- 集客するための記事
- コンテンツを見てもらうための記事
- 告知をするための記事
それぞれの目的をハッキリさせる必要性がある。
アクセスを上手に集められない人は目的にブレがある可能性が高い。
1記事1テーマが基本
例を出そう。
本記事は「記事を書くときの注意点」というテーマである。
SEO対策に効果のある記事を書く際に抑えるポイントを解説する目的の記事であり、趣旨と異なる内容は入れていない。
「効果的なSEOについて」「記事ライティングの基本的な構造」「記事とは?」のような趣旨とズレるコンテンツを入れると、ユーザーもGoogleも混乱してしまうのだ。
趣旨と異なる内容は別の記事として書いていこう。
最初から100点を目指さなくてよい
いきなり100点の記事を書くのではなくて、60%でも良いからまずは書いて公開していく。
しばらくしてから記事の添削や追記をしていけばよい。
ユーザーに記事を見てもらいながら試行錯誤していけば、徐々にアクセス数は増えていき、結果的に記事を書くモチベーションは上がっていく。
語尾に「不安」を残さない
~だったらしいです。
~と誰かが言っていました。
~そうです。
語尾が上記のようだと、文章に自信が感じられずにユーザーに不信感を抱かせてしまう。
情報に自信がないのであればわざわざ書く必要はない。
自信の無さはユーザーにとっての不安になってしまうため書かないように気をつけない。
~です。
~ます。
と断定的な書き方を心がけよう。
ターゲットを意識したライティング
例えば、睡眠を促すサプリメントの販売するとする。
「睡眠に悩んでいませんか?サプリを飲めばすぐに寝れるようになるので非常にオススメです。ぜひ今すぐ試してみてください」
上記の文章はターゲットを無視し、情報だけを伝えたライティング
これを「バリバリ働きながらも睡眠に悩むサラリーマン」を意識して書いてみる。
「夕方ごろからエネルギーが停滞するのは、眠りの質が悪いからかもしれません。このサプリを飲めば、バリバリ働き、高い生産性を維持できますよ」
「バリバリ働く」「高い生産性」というワードを入れると、ターゲットが絞れた文章になる。
ウェブ上では、情報だけを伝えたコンテンツではなく、ちゃんとターゲットを意識して書いていこう。
大手メディアは、情報量(記事数)は多いが無機質の傾向にある。
大手に対抗できるように、ターゲットを狭めていけばたとえ情報量(記事数)が少なくても十分に戦える。
誤字脱字をわざと狙ってキーワート対策をしない
以前、誤字脱字を狙ったSEOが流行った時期がある。
例えば、「ルイヴィトン」というキーワードでSEO対策するときに、
- ルイ・ヴィトン
- ルイ・ビオン
- ルイ・ヴェトン
これらのように、ユーザーが打ち間違えることを想定して記事を量産していた業者が多くいた。
しかし、誤字脱字を狙ったSEO対策は一時しか流行らず、Googleはこのようなサイトにペナルティー課すようになった。
誤字脱字を狙っても結局はコンテンツは同じになるはずなので量産しやすいが、ユーザーから見たらメリットはないのでやらないように注意しよう。
見出しのルールは必ず守る
記事を書く際には、見出しをつけると読みやすくなる。
この見出しをつけるために、HTMLコードの
<h2></h2>
をワードプレス上で記載する必要がある。
本サイトでは、見出しは
<h2></h2>
から始めることになっている。
<h2></h2>は大見出し <h3></h3は中見出し <h4></h4>は小見出し
見出しは
<h2>~<h4>
まで設定されているが順番を守らないといけない。
つまり
<h2></h2>の次にくる小さい見出しは<h3></h3>であり、<h4></h4>ではない。
見出しの構造ルールを守らないと、Googleにコンテンツを正しく伝えられない。
正しくない構造の例
<h2>大見出し</h2> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、 <h4>小見出し</h4> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、 <h3>中見出し</h3> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、 <h3>中見出し</h3> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、 <h4>小見出し</h4> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、
正しい構造
<h2>大見出し</h2> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、 <h3>中見出し</h3> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、 <h4>小見出し</h4> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、 <h2>大見出し</h2> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、 <h2>大見出し</h2> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、 <h3>中見出し</h3> テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、テキスト、
まとめ
記事の書き方一つでSEO効果はことなる。
正しい形を守って書いていこう。